溶接作業に適した保護具をもっと知ってもらうために ~溶接会館に各種保護具等を装着したマネキンを展示~

このたび、溶接会館(東京都千代田区)1階ロビーに、各種保護具を装着したマネキン2体を展示しました。

日本溶接協会安全衛生・環境委員会では、以前から動画や機関誌を通じて保護具の重要性や正しい使い方を発信しています。
今回のマネキン展示では、来館者が実物を見ながら保護具の正しい装着方法や組み合わせについて学べる機会を提供しました。

「溶接ヒューム」が特定化学物質に指定され、呼吸用保護具のフィットテスト義務化や化学物質の自主管理など、溶接現場の安全ルールが年々厳しくなっています。
保護具を正しく着用し、安全に作業をしましょう!

なお、展示品は定期的に入れ替えられる予定です。
最近ヘルメットや防護服などは、より機能的でお洒落なものが出ています。
次回はどんなマネキンに?

【ポイント】

★防じんマスク・P-PAPR(防じん機能を有する電動ファン付き呼吸用保護具
 ・型式検定合格品を使用する
 ・ろ過材は定期的に交換
 ・シールチェックで密着性確認
 ・ヘルメットの上から装着しない

★保護めがね・ヘルメット
 ・適切な遮光度を選択
 ・目を完全に覆う様に装着
 ・作業中にずれないようにしっかりと固定

★革手袋・作業服
 ・難燃素材(綿100%など)か確認
 ・袖/裾から肌が出ないように注意

★溶接用保護面
 ・遮光度設定は適切か確認
 ・顔全体が覆われているか確認

★トーチ
 ・トーチの定格電流値溶接電流値が一致しているか確認
 ・トーチを使用する場合は革手袋を着用し、定格電流値内で使用する