2024国際ウエルディングショー(大阪)に行ってきました!-前編-
4月24日(水)~27日(土)、インテックス大阪にて国際ウエルディングショーが開催されました。
日本最大の溶接・接合、切断技術専門展示会で、世界の三大ウエルディングショーのひとつです。
(あとふたつはドイツとアメリカです!)
出展社数は340社となり、コロナ禍で直前に中止となった前回2020年の規模を上回り、大阪では過去最大の出展社数となりました。
セミナーなど多くの催しもあり、4日間で延べ10万人を超える来場者がありました。
大型機械の展示やデモンストレーションで賑わっている会場を通り抜け、まず向かったのは、1号館にある「高校生VR・AR溶接王!」(全国高校生シミュレーション溶接大会)のブース。
こちらは高校生が溶接のVR(Virtual Reality:仮想現実)とAR(Augmented Reality:拡張現実)を用いた疑似体験で技能を競い合う大会で、4日間にわたって熱戦が繰り広げられました。
「溶接王!」(経験者)、「新人王!」(初心者)の2部門に分かれており、事前申込した13校の生徒さん271名が挑戦。溶接シミュレータが、狙い位置や溶接速度等をリアルタイムで画面表示し自動採点していきます。初心者でも、ゲーム感覚で安全に参加できますね。
この大会の成績は、速報を特設サイトに掲載。正式な順位は、審査委員会で決定となります。
※ウエルディングショー特設サイト
そして、大会で利用していない時間帯は自由に体験できるとあって、高校生の他、一般の人も多く挑戦していました。
工業高校に通う3年生の女子学生が体験しており、83点の高得点を出しビックリ!
「溶接は難しいけれど楽しいです。」と笑顔で話してくれました。
近年、会社での溶接技能向上や職業訓練施設での訓練に、VRやARを活用する動きが広がっています。バーチャル空間で溶接をするため、安全かつ効率的に技能を習得できます。
また、消耗材の消費やヒュームを発生させずに何度でも繰り返し溶接ができるのは、コスト減で環境にも優しいですね。
★大会協力(順不同)★
・小池酸素工業(株)
・旭エレクトロニクス(株)
・Lincoln Electric社
・Seabery社
・(株)神戸製鋼所
※後編に続く