【動画あり】テレビ朝日 ナニコレ珍百景・あいテレビ 特番で「溶接甲子園」が取り上げられました!

『ナニコレ珍百景』は、テレビ朝日系列でレギュラー放送されているバラエティー番組。2024年9月22日の放送で、全国選抜高校生溶接技術競技会in新居浜-溶接甲子園-が取り上げられました。

珍百景「溶接甲子園」

より詳細は、あいテレビ(TBS/JNN系列)で2024年9月23日に放送された「溶接甲子園2024in新居浜 溶接は青春だ」で特集されています。

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溶接甲子園とは

高校生が溶接の技術を競い合う大会で、愛媛県新居浜市で2017年から開催されています。
第8回大会は、2024年8月2、3日に当協会 四国地区溶接技術検定委員会と新居浜市ものづくり産業振興センターにて開催。全国から選抜された20道府県の30校37名の高校生が参加しました。
主催は新居浜市ほか5団体からなる実行委員会(※)で、当協会も後援し、会場提供や表彰などで参画しています。
(※)全国選抜高校生溶接技術競技会in新居浜 実行委員会
新居浜市、四国地区溶接協会連絡会、一般社団法人日本溶接協会四国地区溶接技術検定委員会、四国溶材株式会社、一般社団法人新居浜ものづくり人材育成協会、公益財団法人えひめ東予産業創造センター 

競技種目は、「被覆アーク溶接部門」(手溶接・競技時間25分)と、「炭酸ガスアーク溶接部門」(半自動溶接・競技時間15分)の2種目。厚さ9mmの鋼板2枚を突き合わせて溶接します。
各部門で、熱戦が繰り広げられました。

審査は当日、当協会の全国溶接技術競技会(溶接技能日本一を競う溶接技能者の競技会)等の基準に準じて、大人同様に行われます。
外観審査(外部)と放射線透過試験(内部)で溶接の出来具合を評価、また安全に作業されているかも審査対象となります。
そして、各部門の入賞者各6名を発表。1位には、「被覆アーク溶接部門」高橋 澪さん(大阪府立東淀工業高等学校)、「炭酸ガスアーク溶接部門」武田 佳也さん(愛媛県立今治工業高等学校)が受賞されました。

※入賞者一覧(PDF)

被覆アーク溶接部門 入賞者

炭酸ガスアーク溶接部門 入賞者

ナニコレ珍百景では驚きの声が続出

当日の放送では、職人技を競う溶接の甲子園があることに出演者がビックリ。「何が基準なんだろう?」「すごい!」と溶接競技中の様子に興味津々。女子生徒が映し出されると「かっこいい~」の声も。(参加37名中、女子6名)
また、外観(ビード波形や余盛高さ等)だけでなく、放射線によって内部の欠陥(ブローホールや溶け込み不良等)も審査することに、驚きの声が上がっていました。
そして、審査員の「溶接は外も中も大事」の説明に、なるほどと感心していました。

 【参考】溶接用語 豆知識
  ・ビード・・・1回の溶接バス(操作)によって作られる溶接部または溶接金属
  ・ブローホール・・・溶接金属中に生じる球状の空洞

審査結果に、「(被覆アーク溶接は)1位、2位も女性の方で、手先が器用で繊細なんだなと思った」との感想や、「溶接って町工場のおじさんのイメージがあったけど、そのうち変わってくるかもしれないね」とのコメントもありました。

溶接甲子園(事務局:公益財団法人えひめ東予産業創造センター)
  https://www.ticc-ehime.or.jp/weld/