溶接ってカッコいい!家族で遊んだ特別な休日

~日本溶接協会指定機関・岡山県溶接協会のイベント紹介~
3月の週末、抜けるような青空の下で、岡山県溶接技術競技会と溶接イベント「溶接を身近に感じよう」が開催されました。
会場となった岡山県立南部高等技術専門校(岡山県倉敷市)は、朝からたくさんの家族連れで大賑わい。来場者は300人を超え、終日熱気と笑顔に包まれました。
普段はなかなか見ることができない「溶接の世界」を、みんなで遊び尽くした1日を振り返ります。
体験・展示:ちびっこスペシャリストの「才能爆発!」
会場で特に人気を集めたのが、最新技術を駆使したAR(拡張現実)・VR(仮想現実)溶接体験。火傷や感電などの危険がないため、子供も気軽に参加できます。溶接シミュレーターの前は順番待ちの列が。
AR体験では溶接用保護面(ヘルメット)が大きいため、後ろで面をお母さんに支えてもらう園児も。点数が出るごとに歓声があがり、「上手にできた!」「ゲームみたいで楽しい!」など、笑みがこぼれていました。


【参考】AR・VR溶接とは?
最新の新人研修プログラムとして、全国の企業で導入が進んでいる注目の技術です。
・AR(Augmented Reality:拡張現実)溶接
現実の風景にデジタル技術を重ねる技術。
実際の手元を見ながら、ガイドに合わせて正確な動きを学べます。
・VR(Virtual Reality:仮想現実)溶接
コンピューターで作られた仮想空間に入り込む技術。
火花や音まで再現された世界で、本物さながらの体験ができます。
そして、「これも溶接でやったの?」と驚きの声が上がっていたのが、溶接アートの展示コーナー。無機質な金属に命が吹き込まれたような作品を前に、スマートフォンのカメラを向ける人の姿が絶えませんでした。


競技会:300人の視線が注がれたプロの技
また、会場内に設置された2台の大型モニターでは、4つの時間帯に分かれて行われた「岡山県溶接技術競技会」の様子をリアルタイム放映。総勢35名(手溶接18名、半自動溶接17名)の選手が順次、その腕を競い合いました。
なかでも熱い視線を集めたのは、現役女子高校生を含む10代の女性選手2名の挑戦です。火花散る真剣勝負に観客も思わず釘付けとなりました。競技を終えた女子高校生は「なかなかうまくできたと思います」と晴れやかな表情。大舞台を終えてホッとした様子とともに、自身の技術を出し切った確かな手応えを覗かせていました。
この激戦を制した優勝者は、今秋に開催される全国大会へと駒を進めます。


(競技会の様子)




ものづくりの未来へ
「難しいイメージがあったけど、すごく面白い!」「技術の凄さに圧倒された」来場者から、そんな嬉しい声がたくさん聞かれた1日でした。
当協会は、こうした活動を通じて一人でも多くの方に溶接の魅力を知ってもらい、「溶接に関わる人(溶接人口)」がもっと増えていくことを心から願っています。
今回AR・VR体験を楽しんでくれた子供たちが、数年後には本物の火花を散らすスペシャリスト「溶接技能者」として、私たちと共にものづくりの未来を担ってくれる日が来るかもしれません。
競技会に参加された選手たちの今後の活躍を期待するとともに、当協会はこれからもこの熱い「ものづくりの輪」を全国へ広げていけるよう、取り組んでまいります。

