初めての学生フォーミュラ日本大会2026 出展レポート ~ものづくりと溶接の魅力を次世代へ~
第24回ものづくり・デザインコンペティション「学生フォーミュラ日本大会2026」が、8月2日から7日まで、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催されました。
本大会は、学生自らが1年間かけて設計・製作をしたフォーミュラスタイルの車両で「ものづくり」の総合力を競い合う大会です。今年は海外チームを含め77チームが登録し、熱戦が繰り広げられました。
審査は、安全性を確認する「車検」に始まり、マシンの構造やコスト管理を書類やプレゼンテーションで競う「静的審査」、加速性能や耐久性を実際にコースを走らせて試す「動的審査」など多岐にわたります。
激戦の末、今年の総合優勝は、EV(電気自動車)部門が名古屋大学、ICV(ガソリンエンジン)部門が同志社大学となりました。

「溶接」の技術と魅力を伝えるために
日本溶接協会(以下、当協会)は今回、本大会に初めてスポンサーとして参加いたしました。
最大の目的は、未来のエンジニアである学生や来場者の皆様に向けて、「溶接」という技術の重要性、資格の啓発、そしてものづくりの魅力を広く発信することです。
8月5日から7日のブース出展では、来場者を対象に「溶接」に関する意識調査アンケートを実施しました。
アンケートはスマートフォンで手軽に回答できる仕組み(QRコード)を導入し、ご協力いただいた方にはiPadを使ったルーレットに挑戦していただき、ノベルティをプレゼントする企画も実施しました。
その結果、期間中に200を超える多くのご回答をいただくことができました。
「当協会を初めて知った」という方が多数を占めた一方で、来場者の90%が「溶接に興味がある」と回答。
「溶接はどこで習うことができますか」「どのような資格がありますか」といった具体的なご質問をいただくなど、来場者の皆様との会話からも確かな手応えを得る機会となりました。




また、ブース内では来場者の目をひく特別な展示品として、パンチングメタルを丸めてパイプ状にし、高度なTIG溶接技術で加工・製作された「パンチングランバイク」(ご協力:Creative Works様)、そして小さなねじをTIG溶接でつなぎ合わせて形にした、ねじのどうぶつ「ネジマル」(ご協力:ハタノ製作所様)を展示し、多くの方に足を止めていただきました。
その他、当協会の案内パンフレットやものづくり・溶接を身近に感じられるコミックなどを配布し、楽しみながら技術に触れていただきました。




今後の展望とまとめ
1年間という限られた期間の中で、情熱のすべてを注いでマシン製作に打ち込む学生たちの姿は、私たちにとっても大変大きな刺激となりました。
失敗を恐れず挑戦し続ける若い世代のエネルギーに触れ、日本のものづくりに明るい未来を感じた3日間となりました。
初めての出展にあたり、当協会ブースに足を運んでくださった多くの学生・来場者の皆様、そして大会運営関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
当協会は今回の初参加を契機に、次世代を担う若者たちへ向けて、ものづくりの楽しさや溶接の魅力を伝える活動に、今後も積極的に取り組んでまいります。

